一月の地球全体の気温は過去4番目の暖かさだった

ここまで連続だと、何かあると考えたほうが自然です。

一月の全球平均気温は1880年の記録開始から数えて一月としては過去4番目に暖かく、20世紀平均気温よりも暖かい気温はこれで連続347回、あとひと月で29年連続という情報がNOAAから発表されています

え?一月って冬じゃないか?寒いのに?と思われるかもしれませんが、「一月として」という部分がミソで、この一月を過去の全ての一月と比較してみるなら不自然なことではないわけです。

そして地球の温暖化が加速しているのではないかということがこの統計値からみえてきます。

げんなりするかもしれませんが、まずは現実のデータをそのままみるのが大切なので、特徴をみていきましょう。

記録更新に継ぐ記録更新

NOAAの発表を詳しくみていきましょう。

  • 全球の、陸も海も平均した気温は、20世紀平均気温よりも0.65度高かった
  • 最後に一月が20世紀平均を下回っていたのは1976年のことで、これは今はなきコンコルドが就航し、のちにアメリカ大統領となるジミー・カーターがアイオワ州の予備選挙を勝った月でもあります。日本だと、大橋巨泉のクイズダービーの放送開始、大和運輸の「宅急便」が開始という頃(via wikipedia
  • シベリアの一部、アメリカ東岸は平年よりも寒く、日本では流氷を育て、アメリカには大寒波をもたらしました
  • その一方、それをバランスするようにアメリカ西海岸は干ばつですし、フランス、スペイン、オーストリア、スイスでは一月の気温が過去のトップ5に入っています。

なんともすごい統計ですね。

温暖化を論じる際に大事なのは「何に対して暖かいか」というベースラインなのですが、ここでは20世紀全体の平均を使っています。20世紀全体ということは100年になるわけで、この温暖な傾向が過去100年に比べて顕著であることが分かります。

暖かい傾向が連続しているというのも重要です。自然はなるべく、ある平均を中心にして振動するはずですので、連続して暖かい側にあるというのは、温暖な方向に偏りがあると考えられます。

もちろん、なんらかの現象で寒冷な方向に転ずることもあり得ますが、少なくともデータからは今のところその兆候はないということになります。

日本は厳しい冬だったのでは?

関東では大雪が2度も続いたせいもあって、今年の冬は厳しかったのではないかという印象をもっている人も多いと思います。

しかし以前の記事で書いたとおり、1月は異様に暖かい箇所も多く、2月になってようやく寒くなったと思いきや、2月末には暖かい日が続きました。

また別の機会にデータを並べてみることをしますが、2013/2014年の冬はこうしてみると、極端に寒くも、暖かくもない、平年的な一日だったということになりそうです。

タグ: