ため息が出るほど美しい雪結晶のタイムラプス動画

顕微鏡を用いた撮影によって可能になった、雪結晶の成長をとらえたタイムラプス動画が公開されていました。撮影したのはVyacheslav Ivanovさん。

なんの理屈もいりません。ただ見るだけでため息が出てきます。

ほんの少しだけ付け加えると、雪の成長過程を写真に収め、画期的な研究成果を残したのは日本の研究者で、「雪」「アラスカの氷河」などの随筆で知られる中谷宇吉郎先生です。

1936年3月12日、北海道帝国大学で中谷宇吉郎が雪の結晶を世界で初めて人工的に作成した。中谷が作った人工雪発生器は、ウサギの毛を結晶の核として用い、器具の中で水蒸気を対流させるものであった。発生器を用いた研究で、中谷は、雪の結晶の形が気温と湿度によって変わることを明らかにした。中谷は「雪は天から送られた手紙」という言葉を残している。(via Wikipedia 「」)

中谷宇吉郎先生は夏目漱石の「吾輩は猫である」の寒月先生のモデルともなった寺田寅彦の弟子であり友人。その中谷宇吉郎先生に学んだのが名古屋大学名誉教授でおられる樋口敬二先生、その薫陶を受けたのが私の指導教官。その列の最後に不肖の弟子である私自身も立っていると考えるのも、悪くありません。

科学は知識と論理だけで構成されているものではありません。情熱もまた、連綿と受け継がれてきたものなのです。それを受け取り、なるべく良い形で次に受け渡すこと、それが研究者の務めです。

雪の結晶をみるたびに私はこの小さな空の贈り物に魅せられた人々の系譜を思い出すのです。

(via Laughing Squid | A Microscopic Time-Lapse of Snowflakes Forming)

タグ: